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JAPANESE GROUP B
北海道(アイヌ)犬   屋久島犬   琉球犬

北海道(アイヌ)犬
DATA
体  高
 48.5〜51.5cm
 45.5〜48.5cm
体  重
 20kg前後
 15kg前後
価  格
ペットタイプ
180,000円〜
ショータイプ
300,000円〜
頑丈な骨格と発達した筋肉を持つ、がっしりした体躯。
額は広く、頬が張っています。真っ直ぐな鼻筋に暗褐色の目、小さな三角形の立ち耳。尾は巻き尾、または鎌状の差し尾です。
被毛は、硬く真っ直ぐな上毛と、柔らかく密生した下毛からなるダブル・コート。毛色は、胡麻、虎、赤、黒、黒褐色、白。
性格は、大胆で忍耐強く、パートナーには従順で忠実です。判断力に優れ、感覚が鋭く、見知らぬ人や犬には警戒心を見せます。
鎌倉時代に、本州から北海道へ移住した人が連れて行った中型犬が祖先だと言われています。
北海道の先住民族「アイヌ」が熊などの猟に使っていたそうです。
別名は「アイヌ犬」
1937年、国の天然記念物に指定されました。
中には気性の激しい犬もいるので、仔犬の頃からしっかりと躾けて下さい。
引き運動などを毎日十分行って下さい。
被毛のブラッシングは日課に。特に換毛期には念入りに。

屋久島犬
DATA
体  高
 45〜50cm
 40〜50cm
体  重
 15〜20kg
 10〜15kg
価  格
ペットタイプ
不    明
ショータイプ
不    明
もともとは「山犬」だったそうです。
鹿追いの素晴らしい能力を持っているそうです。ある猟師がその様子を見て感嘆し、山を歩き回って山犬の仔犬を探して持ち帰って手なづける事に成功した。と、いうのが屋久島犬の起源との風説があります。
昔はあちらこちらにいたそうですが、現在は島内に10頭足らず、島外には約20頭前後しかいないそうです。
こんな状況になった原因は、昭和46年から現在に至るまで、一部の害獣駆除を除いて狩猟の全面禁止措置がとられたからだそうです。この法律を境に、猟師は猟師の職を離れ、と同時に屋久島犬を手放した。そして、その結果、屋久島犬が激減し現在に至ったそうです。
毛色は、白、赤、薄茶。三角形の立ち耳で、目は茶色。四肢は細く長い。尾は平たい差し尾。胸には菱形の模様が入り、足先は白足袋を履いたような白い模様が出る事もある。さらに顔や尾の先に白い模様が出る事もる。
性格は、パートナーには忠実だが、警戒心が強くなかなか懐かないとか。
鋭敏な感覚の持ち主で、ことのほか聴覚と嗅覚が優れ、常に周囲に神経を研ぎ澄ませています。
特に、猟犬として素晴らしい能力【スピード、捜査力、鳴き声、スイチ(離した場所に戻って来る事)】を発揮するそうです。
しかし、屋久島犬がこの能力を発揮する根底には「人と犬との信頼関係」が当然あっての事です。
屋久島は、1993年12月に東北の白神山地と共に、日本第一号の世界遺産に登録されました。
屋久島犬を屋久島の遺産として後世に残して行きたい、また社交性も付けて多くの人々から愛される犬になって欲しい、と考える「屋久島犬愛好会」の方々の願いが届き、屋久島犬保存会が設立される日も・・・設立されたのでしょうか?

【参考文献:ペットライフ社発行「WAN」2001年5月号「新日本犬紀行(友田文香著)」より】

琉球犬
DATA
体  高
 不  明
 不  明
体  重
 不  明
 不  明
価  格
ペットタイプ
不    明
ショータイプ
不    明
もともとは南アジアから渡来して来た縄文犬。
沖縄島北部(山原地域)や石垣島、西表島などでイノシシの狩猟用に飼育されていた沖縄の在来犬です。
北海道犬とよく似た日本の古い型の犬であると言われるだけではなく、最近の研究では、北海道犬と琉球犬はDNAによって最も近い犬種である事が、科学的に証明されています。
日本の南の端と北の端に生息して来た犬達が、兄弟犬であるとは・・・不思議な事です。
琉球犬は、狩猟の減少や戦争などにより飼育されなくなり、一時絶滅したと思われていましたが、近年再発見されました。
1990年に琉球犬保存会が発足し、血統の維持と増殖が行われているそうです。
僅かに残された犬達から、現在では950頭以上を誕生させたそうです。
詳細は不明ですが、毛色は、黒と茶の黒虎毛、茶と黒の赤虎毛、白と黒の白虎毛、赤。
地元の方言では、虎毛模様は「トゥラー(虎)」茶一色のものは「アカイン(赤犬)と呼ばれているそうです。
主に猪狩りに使われていました。
特徴としては、ストップ(額断部=額と鼻のつなぎ目の窪み)が浅い。
耳は左右の間隔の広いピンとした立ち耳。
胸幅や胸の厚みが豊富で、前駆の発達が著しい。尾は差し尾が多い。
敏捷で嗅覚が鋭く、猟の際は勇敢に振舞いますが、人に対しては従順で非常におとなしい性格。
気立てが良く、誰にでもフレンドリーに接します。
見た目はおっかない感じですが、意外にフレンドリーな性格をも持ち合わせています。
琉球犬は、沖縄の在来犬とも言われています。
1996年に、沖縄県指定天然記念物に指定されています。

名護博物館
には「琉球犬の剥製」が展示されています。

風樹館(琉球大学資料館)によると

沖縄県内の天然記念物「琉球犬」
沖縄県指定天然記念物
指定年月日: 1995/12/22 00:00:00
所在地: 沖縄島:南風原町字与那覇

沖縄島北部(山原地域)や石垣島、西表島などでイノシシの狩猟用に飼育されていた沖縄の在来犬である。
北海道犬とよく似た日本の古い型のイヌであるといわれている。
狩猟の減少や戦争などにより飼育されなくなり、一時絶滅したと思われていたが、近年再発見された。
1990年に琉球犬保存会が発足し、血統の維持と増殖が行われている。

と紹介されています。