| 犬と暮らす前に |
犬という生き物は“とてもとても”寂しがり屋さんで甘えん坊です。
それは小さなチワワであろうが大きなボクサーであろうが、同じです。
犬達は人間を仲間として慕い、愛し愛されたいと“心から”願っています。
犬達はおもちゃでも縫いぐるみでもありません。尊い、命ある生き物です。
「犬を飼う」という考え方は捨て、「共同生活者」として迎え入れてあげて下さい。
狭っ苦しい犬小屋の前に繋いだままにしたり、暴力を振るったりしないで下さい。
但し、甘やかし過ぎるのは禁物です。決して溺愛し過ぎないように気をつけて下さい。
犬と一緒に暮らすには、家族全員の賛成と理解と、そして協力してくれる環境が必要です。
独身の方は、自分の生活の相当部分を犠牲(？)に出来る覚悟を持って臨んで下さい。
「犬中心」の生活パターンに変えて行く必要がありますよ。
あなたはこれらの事が理解出来ますか？
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犬は散歩が大好きです。
一緒に散歩に行く時間も取れないような忙しい人。
散歩なんか連れて行く気もない人。
玄関に繋いで番犬になればいいと思っている人。
お願いです!!
あなた達は犬と一緒に暮らす事は
考えないで下さい!!
散歩の時に「犬の糞便」を持ち帰らない人達。
あなた達は犬と一緒に暮らす資格はありません！！
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犬は自分からパートナー(飼い主)を選ぶ事は出来ません。
パートナー次第で、幸せな人生(犬生？)を全う出来るかどうかが決まるのです。
巷では狭い犬小屋の中に、一日中鎖で繋がれて放置されている犬達をよく見かけます。
躾ではなく、単なる八つ当たりで殴られたり蹴られたりしている犬達がいます。
広いサークルに閉じ込めて餌だけ与えられて、パートナーには少しも構ってもらえない犬達がいます。
あなた達と犬達の立場が逆転した時、
こんな目に遭わされても幸せですか？
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犬を溺愛し過ぎ、犬のわがままを全て受け入れている人達がいます。
でも、こんな行為は犬にとってもパートナーにとっても何も良い事はありません。
躾もせず、ただ甘やかすだけでは、反抗や非行が増大し、最後には手に負えなくなってしまう事でしょう。
誰彼構わず吠え立てたり、威嚇したり、場合によっては咬みついたりするようになるでしょう。
欲しがるものは何でも食べさせて、肥満体にさせる事が犬の幸せなのでしょうか？
オーデコロンを振り撒いて不必要な服を着せられる事が犬の幸せなのでしょうか？
あなたは本当に「愛犬家」なのでしょうか？
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いくら愛しても、可愛くても「犬」は「犬」です。「人」ではありません。
愛し方や付き合い方を間違えるとお互いが不幸になってしまいます。
ちゃんと躾を行いましょう。一日に数分でもいいから心を通わせる時間を作って上げましょう。
犬としての人格(犬格？)を認め、彼等が与えてくれる愛情にしっかり応えてあげて下さい。
犬は素晴らしい生き物です。
一緒にいるだけで・・・その毛並みに触れるだけで・・・人の心は癒されていきます。
あなたも「それ」を得たかったはずでは？
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